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LLMO対策の会社選び——「17選」を読んでも決まらない理由

公開 2026-08-06読了 約8

AI検索への対策を外に頼もうと「LLMO対策 会社」「AIO対策 会社」で検索すると、出てくるのは「おすすめ17選」「比較13選」——読み終えても、結局どこに頼めばいいのかは決まりません。当社はその頼まれる側にいますが、2026年7月22日に発注側の目線でこれらの語を自分で検索し、1ページ目を数えてみて、決まらない理由がはっきり分かりました。この記事では、比較記事に頼らず自分で確かめられる5つの基準を、当社自身の順位・料金・失敗の開示つきで書きます。

結論:会社は「実績の説明」ではなく、自社で何位を取れているかで見分ける

結論から書きます。AIO対策・LLMO対策の会社を見分けるいちばん速い方法は、提案資料の実績一覧を眺めることではなく、その会社自身が、どの語で、いま何位にいるのかを聞くことです。AI検索対策は「AIの回答に引用される側になる」仕事で、その入口は自然検索の上位にあります。自分のサイトで上位を取れていない会社が、あなたのサイトで上位を取るのは順序として無理があります。

この基準が要ると考えたのは、当社が発注側の立場でSERP(検索結果の1ページ目)を実際に数えたからです。2026年7月22日、「LLMO対策 費用」「AIO対策 費用」「AIO対策 やり方」などをGoogleで検索し、並んでいる顔ぶれをスクリーンショットで確認しました。結果、読み応えはあっても、読み終えて発注先が決まる記事は1本もありませんでした

ちなみに「AIO対策 会社」は月間170回、「LLMO対策 会社」は月480回・前年比+400%で、どちらも過去1年以内に生まれたばかりの語です。探している人が急に増えたのに、選ぶための材料がまだ整っていない——それがこの市場の現状です。

なぜ「17選」「13選」を読んでも決まらないのか

比較記事が悪いわけではありません。構造上、決め手になりにくいだけです。「LLMO対策 費用」の1ページ目にはPLAN-Bの「17選」、ITトレンドの「13選」、ワクドリの「75社調査」が並んでいました。17社を横並びの表にすると、17社とも似た説明文になります。差が消えた表からは、選べません。

「◯◯選」を何本読んでも、横並びの表になるほど各社の差は見えなくなっていく
「◯◯選」を何本読んでも、横並びの表になるほど各社の差は見えなくなっていく

さらに、記事があること自体は実力の証明になりません。当社が「AIO対策 EC」という語を検索したときのことです。この語はキーワードツール上で月間検索数がゼロ、過去7日に出現したばかりの新語でした。にもかかわらず1ページ目はECカートのベンダー(mercart・W2 Commerce・ecbeing・bindec)と日経クロストレンドなどで埋まっており、うち2本は3日前と7日前に公開されたばかりでした。需要が生まれる前に、記事だけが先に並ぶのが、いまのこの市場です。

極めつけは「AIO対策 費用」で自然検索1位だった記事です。読み進めると、本文にオフィス蛍光灯のLED交換費用(1灯8,000〜20,000円)が混ざっていました。AIO対策の費用記事として成立していない記事が、1位に置かれていた。順位は「その語で記事を書いた会社がまだ少ない」ことの裏返しでもあり、品質の証明ではありません。

発注前に自分で確かめる5つの基準

では何を見るか。当社が自社の実測から導いた5つです。すべて、契約前の打ち合わせで質問1つずつ確かめられます。専門知識は要りません。

確かめること質問の例答えの見分け方
① 自社の順位御社は、どの語で今何位ですか?語と順位を即答できる。「多くのお客様が上位です」は答えになっていない
② 実測かどうかその順位は、いつ・どうやって確認しましたか?ツールの推定値ではなく「◯月◯日に検索して数えた」と日付で答える
③ 書かない判断うちの場合、書かない方がいい語はありますか?「全部書きましょう」は要注意。撤退すべき語を具体的に挙げられるか
④ 止まったときの検知更新が止まったら、誰がどうやって気づきますか?「担当が確認します」ではなく、仕組みの名前と検知条件が出てくる
⑤ 解約時の扱いやめたら、記事とサイトは誰のものですか?所有者と引き渡し方法が契約書に書いてある

軸になるのは①と②です。Google公式ガイドは、AI機能向けの特別な最適化や専用マークアップは不要で、通常の検索で求められる基礎が重要だと説明しています。したがってAIO専用の裏技だけで成果が出るかのように語る会社ではなく、クロール・本文品質・内部リンク・計測まで説明できる会社かを確認します。

30分でできる、発注前の下調べ

  1. 1

    「会社名+対策したい語」で自分で検索する

    ツールの推定順位ではなく、自分の画面で1ページ目を目視して数えます。スマホとパソコンの両方で見ると、AIによる概要の出方の違いも分かります。

  2. 2

    その会社の記事を1本、最後まで読む

    一般論だけで終わっていないか、日付と数字の入った一次情報があるかを見ます。テーマと無関係な内容が混ざっていないかも、ここで分かります。

  3. 3

    自分の商材の語を3つ、自分で検索する

    「業種名+SEO」「業種名+AI検索」など。1ページ目が大手だけで埋まっているのか、中堅も混ざっているのかで、外注に払う金額の妥当性が変わります。

  4. 4

    打ち合わせで、上の表の5問をそのまま聞く

    内容よりも、即答できるか・日付つきで答えるかを見ます。答えに詰まる項目が、その会社の弱い部分です。

この段階でよく聞かれること

Q

「AIO対策」「LLMO対策」「GEO対策」は、別々に発注するものですか?

A

いいえ。呼び方が違うだけで、やることはほぼ同じです。実測でも需要は3語とも同時に伸びています(2025年7月〜2026年6月の集計で、AIO対策は月3,600回・前年比+864%、LLMO対策も月3,600回・+309%、GEO対策は月1,300回・+587%)。呼称ごとに別メニュー・別料金を出す会社には、その根拠を聞いてみてください。

Q

相場より安い会社は、やはり中身も薄いのでしょうか?

A

安い理由を数字で説明できるかで判断してください。当社の月額は全業種一律5万円(記事10本・キーワード設計から入稿・月次レポートまで込み)+初期5〜20万円で、プランは1つだけです。安くできる理由は、記事の下書きをAIで内製していて、月々の外注費も別料金のツール代も発生していないためです。理由を説明できない安さは、どこかで人の手が抜かれています。

基準を自分たちに当てはめる——手動観測とSearch Consoleを分けて示す

基準を書いた以上、当社の数字も出します。2026年7月22日の手動検索では「D2C SEO」「D2C AI検索」で自然検索2位を観測しました。一方、Search Console APIの2026年7月6日〜21日集計では「D2C SEO」は2表示・期間平均10.5位です。場所や端末で変わる単発順位ではなく、今後はSearch Consoleの母数と推移を主指標にします。

順位はツールの推定値ではなく、実際に検索して1ページ目を数えて確かめる
順位はツールの推定値ではなく、実際に検索して1ページ目を数えて確かめる

一方で、「AIO対策」「LLMO対策」「GEO対策」といった一般語では、当社は1ページ目にいません。 そこに並んでいるのは大手のビジネスプロセス系企業、SEOツールのベンダー、比較メディアで、投じられる資本の桁が違います。当社が取れているのは「D2C×検索/AI検索」という交差点だけです。得意な面と、勝てていない面を分けて言えるかも、会社を見分ける材料になります。

もう1つ、通説の検証も実測でやりました。当社は7月22日に業種別のページ(/ec/)を閉じて、トップページへ転送しました。「ページを統合すると検索の評価が失われる」とよく言われますが、当社の実測では順位は引き継がれ、むしろ上がりました。通説をそのまま繰り返す会社か、自分のサイトで確かめてから言う会社か——これも聞けば分かります。

まとめ:「17選」を読むより、5つの質問の方が速い

AIO対策・LLMO対策の会社選びは、情報が足りないのではなく、比較記事が増えすぎて差が見えなくなっている状態です。要点を再掲します。

  • 比較記事の「◯◯選」は、並べる社数が多いほど各社の差が消える。決め手にはなりにくい
  • 検索1位=良い会社ではない(1位の記事に蛍光灯の交換費用が混ざっていた実例がある)
  • 見分けるのは5点:①Search Consoleの期間・表示母数まで示せるか ②手動順位と公式データを分けているか ③書かない語を挙げられるか ④止まったときに気づく仕組みがあるか ⑤解約時に記事とサイトが誰のものになるか
  • 当社の現状:「D2C SEO」はSearch Consoleで2表示・平均10.5位。検索結果に出始めた初動で、上位獲得とはまだ断定しない

当社は順位を保証しません。検索結果はGoogleと競合の動き次第で変わるからです。代わりに、実測した数字と失敗をこうして公開し続けます。ここまで読んで「この会社は自分の現在地を数字で言う」と感じていただけたなら、それがいちばん確かな判断材料だと思います。

参考資料・一次ソース

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この記事を書いた人

杉山 誇京

杉山 誇京

株式会社FiTin 代表・テマナシSEO/LLMO運営

デジタルマーケティング大手・オプト出身。大手メーカーから飲食店舗まで、幅広い業種のマーケティング支援に携わってきた。現在はマーケティングと開発の両方を武器に、EC・店舗・住宅など業種を問わずWeb集客サイトを自ら制作・運用している。

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